Custodian Life を発端にBermuda バミューダの金融規制当局がアメリカで「明白な違法行為があったとして」訴えられてしまうという珍事

最近、バミューダに籍を置く、Investment Bond Insurerと呼ばれる保険会社のCustodian Life Limited(「CL」)の問題に関する報道を受けて、バミューダ金融当局 Bermuda Monetary Authority(BMA)とその2名の役職者を被告としてアメリカの裁判所に提訴された2件目の訴訟事案が注目されています。
Newpoint Financial Groupは、バミューダに拠点を置く再保険会社Citadel Reinsurance Companyの保有する株式を譲受するための申請を行いました。しかし、BMAは、この申請を「正当な理由なく」拒否しています。この申請は、Insurance Supervision DepartmentのディレクターであるGerald Gakundi氏と、BMAのEnforcement for the Legal Services and Enforcement DepartmentであるSusan Davis-Crockwellが、申請プロセスをコントロールしています。
そこで。、Newpointは、カリフォルニア州の裁判所に2,500万ドルの損害賠償請求する訴訟を提起し、原告は「2022年半ばに起こったことは、明白で、意図的な悪意のある違法行為」だと主張しています。この訴訟は、被告側となっているBMA本体と、Gerald Gakundi、Susan David-Crockwellが、Newpointの継続的な事業に対して、違法かつ重大な過失のある干渉を行ったと主張しています。GakundiとDavis-Crockwellは、経験豊富な経営陣から会社の支配権を奪い、CLを再編するために清算人を任命したCustodian Lifeにも、いい加減な措置を講じています。
Newpointの訴訟は、米国の(高等裁判所にあたる)控訴裁判所で、カリフォルニア州で被った損害賠償を確定しようとしています。GakundiとDavis-Crockwellが共同被告として指名されていることは、彼らがNewpointの事業を阻害害するために積極的な役割を果たしたことを示しています。一方、Custodian Lifeは、バミューダからより法的に環境が確立された法域に移転する準備をしています。
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